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飯塚幸三はなぜ逮捕されないのか。上級国民だから?本当の理由とは【池袋母子死亡事故】

2019年4月19日、東京・池袋で乗用車が歩行者を次々とはねて母子が死亡するという痛ましい事故が起きました。

通常であれば運転手は現行犯逮捕となるはずですが、車を運転していた旧通産省工業技術院長の飯塚幸三氏(87)がいつまで経っても逮捕されないことについて、ネットでは「上級国民だから逮捕しないのか」「神戸のバス運転手は逮捕したのに差別ではないか」などの批判や避難で炎上しました。

当記事ではこの飯塚幸三氏に着目し、彼がどのような人物で、なぜ逮捕されないのかという理由について深掘りし、わかりやすくまとめていきます。

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池袋母子死亡事故の概要

引用:YouTube

2019年4月19日(金)の正午過ぎ、東京・東池袋で飯塚幸三氏(87)が運転する乗用車が暴走して歩行者を次々とはね、自転車に乗っていた母子2人が死亡、8人が重軽傷を負いました。

乗用車は歩行者をはねたあともブレーキをかけた様子はなく、最後はゴミ収集車に衝突して交差点内で止まりました。

目撃者は、「時速100キロを超えていたのではないか」「動いてない人もいた。(横断歩道の)真ん中で倒れてる人は完全に動いてなかった」と話していて、いかに凄惨な事故だったかが伺い知れます。

死亡したのは近所に住む松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)で、現場には2人が乗っていた自転車が真っ二つになって転がっており、2人がかぶっていたとみられる麦わら帽子やヘルメットなども散乱していました。

乗用車を運転していた飯塚幸三氏は、事故直後に息子に電話して「アクセルが戻らなくなった」などと話しており、自身も大怪我をして入院しました。
また同乗していた飯塚氏の妻も重軽傷を負っています。

ちなみに「アクセルが戻らなくなった」と話していますが、調査によると車内にアクセルペダルの動きを妨げるようなものはなかったとのことです。

警視庁は、ドライブレコーダーの任意提出を受けており、証拠隠滅の恐れもないとして逮捕はせず、任意で捜査を進める方針のようです。

追記:事故現場の監視カメラの映像がTwitterに上がっていましたので掲載しておきます。

飯塚幸三氏のプロフィール

  • 名前:飯塚 幸三(いいづか こうぞう)
  • 生年:1931年生まれ(2019年4月現在87歳)
  • 出身校:東京府立第四中学校(現・東京都立戸山高等学校)
    →旧制浦和高等学校
    →東京大学工学部応用物理学科卒業
    →工学博士(東京大学)
  • 居住地:東京都練馬区
  • 歴任:元工業技術院長、国際計測連合(英語版)会長、ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(英語版)会長、日本計量振興協会会長、計測自動制御学会会長、クボタ常務取締役、平成11年度科学技術会議政策委員会研究評価小委員会委員 など

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飯塚幸三氏はなぜ逮捕されないのか

引用:Twitter

そもそも逮捕する理由がないためか

2人が死亡し、8人が重軽傷を負った大事故を起こしたのに、なぜか飯塚幸三氏は逮捕されていません。

その理由について、弁護士による解説がありましたので一部を引用させていただきます。

逮捕は、刑罰の一環ではなく、捜査の必要のために行われるものですので、身柄拘束をした状況で取り調べ等の捜査をすることが不可能な状況であれば逮捕はされません。逮捕された場合、被疑者の身柄は、拘置所や留置所等の刑事施設に拘禁されますが、飯塚氏の場合、現在入院して治療の必要性があるということであれば、逮捕して身柄を拘禁することができません。また、入院を要する状況であれば、身柄を拘束して取り調べ等の捜査をすることもできません。そのため逮捕しないという判断がされていると考えられます。

引用:J-CASTニュース

今回の事故では車を運転していた飯塚氏自身も大怪我を負っており、身柄を拘束したり取り調べをしたりといったことが不可能だと判断されたために、逮捕ができなかったとのことです。

一般的に警察が容疑者(被疑者)を逮捕する理由としては、「被疑者に逃亡のおそれがある」場合か、「被疑者が証拠隠滅する可能性がある」場合としています。

しかしこの事故では飯塚幸三氏自身が事故後に救急搬送されて入院したことで「被疑者逃亡のおそれ」はなく、また、警視庁が現場で目撃証言を集めたり事故車両を押さえてたりしていることで「証拠隠滅の可能性」もないため、逮捕には至らなかったと考えられます。

上級国民(元官僚)だから逮捕されないのではないか

「上級国民」という言葉は2ちゃんねるから生まれたネットスラングで、政治家や役人、資産家などの人間を指す言葉です。

上記したプロフィールのとおり飯塚幸三氏は”元官僚”であることから、逮捕されなかった理由として「上級国民だからではないか」との憶測が広まっています。

ただ、飯塚氏自身も怪我を負って入院しており、逃亡のおそれや証拠隠滅の可能性が無いということで、「上級国民だから逮捕されないのではないか」という指摘はあまり的を得た理由ではなく、炎上というほどの話題にはなりませんでした。

ここまでであれば「上級国民」かどうかは逮捕には関係ないと言えたでしょう。

しかし事故から数日後、飯塚幸三氏のフェイスブックやツイッターなどのSNSアカウントが削除され、グーグルストリートビューの自宅にはモザイク、飯塚氏のウィキペディアは編集をロックするなど、明らかな情報遮断が行われました。

さらに4月24日、警視庁は「飯塚氏の退院後も逮捕は行わず、任意の事情聴取を行う」と発表したことで、ネット上でも批判と非難で大炎上しました。

奇しくもこの事故の2日後に神戸・三ノ宮で起きた、市営バスが歩行者をはねて男女2名を死亡させた事件では、バス運転手の60代の男性が「現行犯逮捕」で「実名報道」されています。

かたや飯塚幸三氏の場合は、一部報道で名前が伏せられていたり、名前に「さん」や「元院長」などの敬称がつけられていたりと、警察の対応の差に疑問が残ります。

飯塚幸三氏が入院している現在ではまだたしかなことはわかりませんが、こうした理由により「上級国民だから逮捕されないのではないか」という意見にも真実味が増しているように思います。


現在判明している情報でまとめられるのはここまでです。
続報が入り次第、当記事も更新を続けていきます。

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