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2018年の夏は異常な暑さ!今年の猛暑の理由は?いつまで続く?

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今年もいよいよ夏本番となってきましたが、それにしても異常なほどの猛暑日が続いています。
私は10年近く関東に住んでいますが、過去の暑さと比べても今年はかなり厳しい暑さだと感じます。

気象庁の発表でも7月22日の時点で全国の観測地点の7割以上が真夏日(最高気温30度以上)を観測しており、猛暑日(最高気温35度以上)となった地点は今年になって最多の237地点を記録しています。

本日7月23日には埼玉県熊谷市で41.1度を記録し、国内最高記録を更新したとのこと。暑いはずですよね…。

7月23日から8月6日(立秋の前日)までは二十四節気の第12番目の「大暑(たいしょ)」といい、暦上は1年で最も暑い期間とされています。
実際にアメダスなどの過去の統計においてもこの期間の平均最高気温が最も高くなっており、まだしばらくはこの暑さが続くと思われます。

なぜこんなに熱苦しい日が続いているのか。いつまでこの暑さが続くのか。

気になっている方も多いかと思いますので調べてみました。

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もくじ

1.今年の夏はなぜこんなに暑いのか?理由は?

この異常なほどの暑さの原因は、簡潔に言うと「日本に高気圧が2つ重なっているから」です。

私が2分で作った図で説明するとこのようになります。

ダブル高気圧に覆われる日本

「高気圧が支配すると天気が良くなって、低気圧が支配すると天気が崩れる」というのはみなさんなんとなくわかっていることだと思います。

そして日本の夏の高気温は『太平洋高気圧』によってもたらされるものなのですが、日本は太平洋高気圧の勢力範囲としては周辺部分にあたり、本来は高気温が定常化することはないそうです。

しかしチベット高原の上空に発達する『チベット高気圧』いう高気圧が西日本付近にまで伸びてくることがあるんですね。

そしてこのチベット高気圧は太平洋高気圧の上に重なって、一緒になって安定してしまうとのこと。

今年はまさにこの「高気圧が2つ重なっている」状態に見舞われていて、暑くて過ごしづらい日が続いてしまっているのです。

 

2.今年の猛暑はいつまで続くのか?

ではこの異常なまでの暑さはいつまで続くのでしょうか。

7月20日の気象庁の発表によると、太平洋高気圧の勢力が弱まる8月中旬ぐらいまではこの暑さが続く見込みとのこと。

また8月20日までは、関東甲信から九州北部にかけて平均気温が例年より高い確率が70%ほどあるみたいですね。

そしてこの暑さに追い打ちをかけるような情報を発見してしまったのですが、気象情報を発信しているウェザーニューズによれば8月下旬からは再度高気圧が強まり、日本はふたたび猛暑に見舞われる可能性があるとのこと。

要するにこれから8月末まではずっとこの暑さが続いていくと思っておくべきでしょう。

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3.これだけはやっておこう!熱中症の予防と対策

消防庁によると、7月9日~7月15日までの全国の熱中症による救急搬送人員は9,956人とのことです。

また東京消防庁の発表では都内の21日の出動件数が3,091件(!)と、1936年の業務開始以来の過去最多件数を更新したそうです。

連日の猛暑日続きで、これまでは熱中症にかからなかった方までもが暑さにノックダウンされたと思われます。

自分自身が熱中症の被害者にならないため、また、まわりの人が熱中症になってしまったときのためにも、予防方法と対策は知っておくべきでしょう。

そこで総務省消防庁のホームページにわかりやすいリーフレットがありましたので共有させていただきますね。(画像をクリックするとダウンロードできます)

熱中症予防&対策リーフレット

適当にネットで探したような真偽の不確かな情報よりも、こうした公的機関の一次情報の方が信頼できますよ。

こちらのリーフレットは以下のような構成になっています

  • 1枚目:リーフレットの全体像の説明
  • 2枚目:熱中症の分類や対処方法、予防のポイントなどの解説
  • 3枚目:子供と高齢者の特徴と熱中症の応急手当の仕方
  • 4枚目:過去の熱中症による救急搬送の状況(グラフ付)

特に2枚目と3枚目には目を通していただきたいのですが、ざっくりと「予防方法」と「応急手当」に絞って要約しておきますね。

予防方法

  • 部屋の温度をこまめにチェックする
    (普段過ごす部屋には温度計を置くことを推奨)
  • 室温28°Cを目安にエアコンや扇風機を上手に使う
  • のどが渇かなくてもこまめに水分補給する
  • 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で日よけ対策もする
  • 無理をせず、適度に休憩をとる
  • 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりをする

応急手当

  • 涼しい場所や日陰のある場所へ移動し、衣服を緩めて安静に寝かせる
  • エアコンをつけ、扇風機やうちわなどで風をあてて体を冷やす
  • 首の周り、脇の下、太もものつけねなど太い血管の部分を冷やす
  • 飲めるようであれば水分をこまめに取らせる

まとめ

今年の猛暑の原因は、太平洋高気圧とチベット高気圧の重なりによるものでした。

気象庁などによるとこの暑さは2018年の夏の猛暑は8月いっぱいまでは続きそうですね。

この夏は、2010年8月の「観測史上最も暑い8月」に匹敵するレベルの暑さと言われています。

例年の暑さではなんともない人こそ油断して熱中症にかかってしまうことがありますので、他人事と思わずにしっかり対策してくださいね!

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