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なぜレジ袋有料化が義務付けられるのか?そのメリットやデメリットを調べてみた。

10月11日、環境省はプラスチックごみの削減を主な目的として、買い物の際に配られるレジ袋の有料化を全国の小売店などに義務付ける方針を固めたと発表しました。

10年ほど前から”エコ”が謳われ始め、全国のスーパーや小売店などでレジ袋が有料化されていきましたけどついに義務化まで来ましたね。

レジ袋はゴミ袋として使い勝手がいいので私は有料でも買っているのですが、これを機にエコバッグの購入を考えています。

今回は、全国でレジ袋を有料化することでどのようなメリットやデメリットがあるのか。
また、いつから義務化されるのかなどの情報も調べてまとめてみました。

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なぜレジ袋有料化が義務付けられることになったのか

そもそもの話ですが、環境省はなぜ今レジ袋有料化の義務付けに踏み切ったのでしょうか。

それは「プラスチックごみによる海洋汚染への対策」と「石油消費量の削減」が主な理由だと思われます。

日本国内で消費されるレジ袋は何枚ぐらいかご存知でしょうか。

まぁ私も知らなかったので調べてみたのですが、なんと年間305億枚(!)とのこと。

ただ、こんな数字を見たところでこれがどれぐらい深刻な数字なのかはわかりませんよね。

日本人がざっくり1億人いるとして、305億枚を1億人で割り算すると1人あたり約300枚ものレジ袋を使っている計算になります。
しかもこの305億枚という数字はスーパーで配られる大型のレジ袋のみの数字になりますので、コンビニなどで配られるものも合わせると実際はさらに多くのレジ袋が使われているんですね。

1人1日1枚以上のレジ袋を使っているのですから、街や川、海などに捨てられて汚染につながってしまうのは想像に難くないですよね。

またレジ袋は石油から作られていますが、レジ袋305億枚を作るために必要な石油量は約60万キロリットル・・・

いよいよよくわからない数字になってきましたが、とりあえず莫大な石油が使われているということはわかっていただけるかと思います。

レジ袋を使う人が少なくなれば海洋汚染の防止と石油の節約という2つの対策が同時にできるわけですね。

全国的にエコ意識が十分に高まってきた今なら、小売店やコンビニなどの理解も得られやすいと考えてレジ袋有料化の義務付けることにしたのではないかと思われます。

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レジ袋有料化によるメリット・デメリットとは

前述した内容と少し被りますが、レジ袋を有料化することによるメリットとデメリットを見ていきたいと思います。

レジ袋を有料化するメリット

レジ袋の有料化を義務付けることによって以下のようなメリットが期待できます。

  • 土壌汚染や海洋汚染の抑制
  • 石油消費量の削減
  • レジ袋焼却時のCO2の抑制
  • エコ意識の向上
  • マイバッグ市場の拡大

特に海洋汚染は国際的な問題となっており、レジ袋をエサと思って飲み込んだ海洋生物や鳥などの内蔵に蓄積してしまったり、窒息死させてしまったりしています。

またレジ袋は時間が経過しても自然に還ることはありませんので、海だけでなく土壌をも汚染し続けてしまいます。

これらの問題解決は非常に難しいと思いますが、私たち一人ひとりがレジ袋の使用を抑えること難しいことではありません。

このニュースを受けて各人の意識が少しでもエコな方向に変わっていけば、この取り組みは非常に有益なものになるでしょうね。

レジ袋を有料化するデメリット

逆にレジ袋の有料化を義務付けたときに生じるであろうデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

  • マイバッグやレジ袋購入の負担
  • 万引き増加の恐れと対策の負担
  • まとめ買いの増加
  • 本当に環境保全に繋がるかどうかが不明瞭
  • レジ袋製造業界にとっては向かい風

個人の視点に立ってみれば、これまで無料でもらえていたレジ袋が有料化するため、マイバッグやレジ袋を購入するという金銭的負担が増加します。

とはいえマイバッグは一度買えばずっと使えますし、レジ袋も今のところはだいたい2~5円で購入できるため、そこまで大きな負担にはならないと思われます。

ただ、レジ袋有料化によってレジ袋の消費量が減ったとしても、それが本当に環境保全に繋がるのかどうかが疑問視されています。

というのもレジ袋は『とても使い勝手のいいゴミ袋』であるために、レジ袋を使う人が少なくなったとしても別途ゴミ袋を購入する人が増えるだけで、結局ビニール袋自体の消費量は変わらないのではないかという見方もされています。

かく言う私もレジ袋をゴミ袋として使っているので、たとえマイバッグを使い始めたとしてもゴミ袋は別に買ってしまう気がします…。

これでは元も子もありません。

このあたりの問題点も見据えて実施していただきたいと思いますね。

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レジ袋有料化の義務付けはいつから、何円で実施される?

今のところ、環境省がレジ袋の有料化義務づけを政府案として国の審議会に示す方針を固めただけですので、いつから義務付けられるかどうかはまだわかりません。

ただ、今月初頭にコンビニ大手のセブンイレブンが先立ってレジ袋有料化を検討していると発表したため、他のコンビニチェーンをはじめとして大手の小売店やチェーン店なども追随することが予測されます。

セブン-イレブン・ジャパンは、レジ袋の有料化を検討する方針を明らかにした。プラスチック製使い捨てストローの代替も検討する。海洋プラスチック汚染問題で、使い捨てプラスチックに社会が厳しい目を向けるなか、対応を急ぐ。実現すればコンビニ大手としては初の試みで、他のチェーンの追随も予想される。
<引用:ヤフーニュース

法律として公布されるのはまだ少し先のこととなりそうですが、この発表を受けてレジ袋有料化に先行して取り組む企業が増えることは確実でしょうね。

※10/21追記

レジ袋有料化の義務化がいつから、何円で実施されるのかについて新たな情報が流れましたので追記しておきます。

環境省は19日、中央環境審議会の専門委員会で、レジ袋の有料化の義務付けを含んだ使い捨てプラスチックの削減戦略の素案を示した。スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業を対象に、2020年度以降の義務化を目指す。
<引用:日本経済新聞

実施は早くても再来年以降となりそうです。
スーパーだけでなくコンビニも対象に入っていますから、やはりエコバッグは必須になりそうですね。

環境省は小売店で配布されるレジ袋について有料化を義務付ける方針を固めた。スーパーだけでなくコンビニエンスストアなども対象とする。レジ袋1枚当たり数円の支払いを想定。海に流出した廃プラスチックの環境問題が深刻になるなか、レジ袋を減らし汚染防止につなげる。
<引用:日本経済新聞

レジ袋は1枚数円となる可能性が高いみたいです。

でもこれぐらいの値段だとレジ袋削減にはあまり効果がないような気もします。

ちなみにオランダでは2016年にレジ袋を1枚34円にしたところ4割ほどの削減効果があったそうで、これぐらい高額にしないとエコバッグへの移行は見込めないと思いますね。

レジ袋有料化の義務付けについてのまとめ

レジ袋を含むプラスチックごみによる土壌汚染や海洋汚染問題は日本だけでなく国際的な課題となっていますから、そこに対して環境省が大きく舵取りを始めたことはとても喜ばしいことだと思います。

ただこの法律によって本当に環境保全対策になるのかどうかがかなり疑問視されており、たしかに『レジ袋』を使う人は少なくなるかもしれませんが、結局ゴミ袋を別途購入して使う人が増えてしまえば全く意味がありません。

石油消費量の削減やエコ意識の向上が絵に描いた餅にならないように。
また個人・企業・環境のどれもがWIN-WIN-WINとなれる施策となるように頑張っていただきたいですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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