「2月はなぜ28日までしか無いのでしょうか」
2月15日(金)放送の『チコちゃんに叱られる!』でも取り上げられているテーマですね。
1年の中で最も短い月である2月ですが、なぜ2月だけ極端に日数が少ないのかを正確に知っている人は意外にも少ないように思います。
物心がついてきたお子さんなどからも、この素朴な疑問を投げかけられたことがあるのではないでしょうか。
「2月が28日しかない理由」を細かく解説すると長い上にややこしく、あくびが出てしまいますので今回は子どもでもわかるレベルで解説していきます。
またあわせて、「なぜ30日の月と31日の月が交互ではないのか」の衝撃的な理由も解説していきますね。
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2月が28日までしかない理由や由来とは?

2月は元々1年の最後の月で、調整として使われていたため
今は世界各国で1年を365日と定めた「グレゴリオ暦」が使われていますが、紀元前8世紀頃の大昔にはグレゴリオ暦の大元となった「ロムルス暦」という暦がありました。
ロムルス暦では月の数が10個しかなく、今の1月や2月にあたる月は農業が休みの期間だったという理由で月が割り当てられていませんでした。
その後「やっぱり月が無い期間があるのは不便だ」という理由で、ロムルス暦を改良した「ヌマ暦」という暦が制定され、これまで使われていた10の月に加えて2つの月が追加されました。
今の1月と2月にあたる月ですね。
ただし、この2つの月は「一年の最後のふた月」とされていました。
1年が3月から始まっており、2月は最後の月だったのです。
またヌマ暦では「偶数は不吉!」とされていたため、月の日数が29日か31日でした。
加えて1年が355日しかなかったので、最後の月である2月に調整のしわ寄せがいき、2月は28日となりました。
※2年に1度、2月の日数を23日にして、2月23日の翌日にMercedinus(メルケディヌス)という名の27日間または28日間の閏月を挿入して355日に調整していました。
それでも太陽年(地球が太陽の周りを1周する平均日数のこと。約365日5時間48分)と暦に大きなズレが生じてしまったので、その後ユリウス・カエサルが暦を改めて「ユリウス暦」を作りました。
ユリウス暦では平年を365日、4年ごとに1回の閏年(うるうどし)を366日とし、奇数月を31日(大の月)、偶数月を30日(小の月)と定めましたが、2月だけは日数を増やされずヌマ暦と同じ28日のままとなりました。
その後、ユリウス暦よりもさらに精度の高い「グレゴリオ暦」が定められましたが、1年の日数や12の月の構成などに大きな変更はなく、2月はやはり28日のままでした。
このグレゴリオ暦は太陽年に対してかなり正確な暦となっており、現在世界各国で使われています。
というわけで長々と解説してきましたが、2月が28日しかない理由を超ざっくり説明すると、
「2月は帳尻合わせの月として使われてきたから」
ということになりますね。笑
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なぜ8月が31日ある?大小の月が交互じゃない理由とは?

感のいい方はお気づきかもしれません。
ユリウス・カエサルがユリウス暦を定めたとき、「奇数月を31日(大の月)、偶数月を30日(小の月)」と定めました。
であれば、
1・3・5・7・9・11月が31日、2・4・6・8・10・12月が30日
であるべきだと思うのですが、なぜか現在は、
1・3・5・7・8・10・12月が31日、2・4・6・9・11月が30日
となってしまっています。
なぜこんな不規則な並びになってしまったのでしょうか。
ちなみにユリウス暦からグレゴリオ暦へ移行した際に変わったわけではありません。
これは、ユリウス・カエサルの後を継いだアウグストゥスが
「自分が即位した月である8月は大の月にしたい!」
として8月を31日にしてしまったことが発端となります。
8月を31日にしてしまったので、大の月と小の月が交互にくるようにするには、
9月を30日、10月を31日、11月を30日、12月を31日
とせざるを得なくなってしまったというわけです。
なんとも個人的な都合でこんな不規則な大小月が訪れることになっていたのですね。
ちょっと笑える衝撃的な事実です。
ちなみに、ユリウスが「奇数月を31日(大の月)、偶数月を30日(小の月)」としたのにも理由があって、ユリウスの誕生月が7月だったので奇数月を大の月にしたそうです。
おまえら自己中かよ!笑
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まとめ

以上、「2月はなぜ28日までしか無いのか」をできる限りわかりやすく解説してみました。
ついでに「大小の月が交互ではない理由」もおもしろかったのでご紹介してみました。
今当然のように定められている暦も結局は人間の作ったものですから、これまでいろんな紆余曲折があったというわけです。
日常の当たり前を紐解いてみると意外な事実が判明しておもしろいですよね。
これからも興味深いネタがあれば随時解説していきたいと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました!
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