10月25日のドラフト会議(プロ野球の新人選手選択)にて、東洋大学の中川圭太選手がオリックス7位で指名されました。
またドラフト特番『お母さんありがとう2018』でも取り上げられた3選手のうちの1人でもあり、その中で語られた中川圭太選手の母親の「優しい嘘」についても話題になっています。
まるで漫画かドラマのような苦労や苦悩を背負いながらドラフト指名を勝ち取った中川圭太選手。
そのプロフィールや生い立ち、そして特番『お母さんありがとう2018』で語られた家族の物語についてもまとめてみました。
中川圭太選手(東洋大)のプロフィール・経歴

まずは中川圭太選手のプロフィールを見ていきましょう。
- 氏名:中川 圭太(なかがわ けいた)
- 生年月日:1996年4月12日(2018年10月現在 22歳)
- 身長:180cm
- 体重:75kg
- 血液型:B型
- 出身地:大阪
- ポジション:内野手(二塁手)
- 投打:右投げ/右打ち
- ドラフト:2018年オリックス7位
- 球歴:
小学校:尾崎ボーイズ
中学校:泉佐野ボーイズ (2009-2011)
日本代表:第15回AA世界野球選手権 (2011-2011)
高校:PL学園高校 (2012-2014)
大学:東洋大学 (2015-2018)
日本代表:日米大学野球選手権日本代表 (2017-2017)
日本代表:ユニバーシアード競技大会日本代表 (2017-2017)
プロ:オリックス・バファローズ (2019-)
中川圭太選手は小学校1年生から尾崎ボーイズで野球を始めました。
尾崎中時代には泉佐野ボーイズに所属。
中学3年生の夏にはAA世界野球選手権大会(16歳以下の各国代表選手で競われる野球の国際大会)の代表として、U16世界選手権3位にもなっています。
進学先のPL学園高校では1年生のときからベンチ入りを果たすも、中川選手が2年生になったときに部内間での暴力事件(中川選手は非関与)が発覚したことで廃部の危機に瀕します。
そのためPL学園は春夏大会の出場を辞退し、中川選手は苦渋を飲むこととなります。
暴力事件という不祥事によって監督不在となった野球部では、野球経験のない校長が監督代わりとなり、中川圭太選手が実質的な監督として指揮をとることとなりました。
そして高校2年生の秋に大阪大会で準優勝したものの、近畿大会では1回戦敗退。
高校3年生の夏では主将を務めるも大阪大会準優勝という結果に終わり、高校3年生時にもプロ志望届は出していたもののドラフト指名にはかかりませんでした。
その後は東洋大学に進学して1年生の春からレギュラー入りし、二部リーグ戦に出場。
2年生の春からは一部リーグに復帰し、巧みなバットコントロールで4番打者としてチームを牽引しました。
高橋昭雄監督から「(同じPL学園→東洋大と歩んできた)天才・今岡誠を越えられる」と言われるほどの逸材に育ちます。
またバットコントロールに加えて鋭いスイングからの強打も併せ持ち、PL学園最後のドラフト候補生として注目されるようになりました。
そして2018年10月25日、ついにドラフト会議にてオリックス7位指名を獲得されました!
たくさんの苦労と苦悩を乗り越えてのプロ入りは本当に感涙モノです。。
「お母さんありがとう」に出演した中川圭太選手の母親の優しい嘘とは?

中川圭太選手はドラフト特番「お母さんありがとう2018」にも母親と一緒に出演されました。
中川圭太選手の家庭は実は母子家庭で、中川圭太選手が4歳のときに両親が離婚しています。
そこから女手一つで息子を育てた母親の苦労は計り知れませんが、それを息子に悟られないように「とある嘘」をついたのですね。
番組の中でも語られたその嘘というのは、
「父親と母親が離婚しているということを隠していた」
ということでした。
中川選手も外で父親とご飯を食べたりしていたので気づかなかったみたいですね。
この事実を母親から聞かされたときは相当ショックだったみたいですが、そこで中川選手が母親に伝えた言葉が、
「お母さんは嘘つきなんかじゃないよ」
「俺に優しい嘘をついてくれてありがとう」
もう涙なくしては見られませんでしたね。。。
まとめ
以上、様々な苦労を乗り越えて見事オリックス7位指名を獲得した中川圭太選手のご紹介でした。
まぁ正直ドラフト特番「お母さんありがとう」は毎年表現がオーバーな気がしますので(笑)一体どこまで史実通りなのか多少の疑問はありますが、中川圭太選手や母親がたくさん苦労、苦悩されたことは事実でしょう。
「俺、絶対プロになる。」
という自らの言葉を見事現実のものにされた心優しき中川圭太選手には、プロの世界でもぜひ活躍していっていただきたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!