東日本大震災から8年が経った2019年3月11日(月)、当時は未認可で輸入が認められなかった「乳児用液体ミルク」が日本で初めて発売されました。
熱湯を用意したり計量したりといった手順が必要な粉ミルクと違い、常温のまま哺乳瓶に移し替えるだけで飲ませることのできる液体ミルクは、東日本大震災以降年々需要が高まってきていましたが、ようやく全国販売が開始される運びとなりました。
これは全国の親御さんにとって朗報ですね。
非常時だけでなく外出先でも手軽に利用できるとあって、江崎グリコが通販で3月5日に発売した液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」は初日で完売してしまい、3月11日現在もお取り寄せでの注文となっています。
そこで今回は、粉ミルクとの違いや液体ミルクのメリット/デメリット、通販での購入方法などをまとめておきました。
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液体ミルクって何?粉ミルクとの違いは?
液体ミルクとは、ペットボトルや紙パックなどに入った、赤ちゃん用に調整された乳児用ミルクのことです。
正式名称は「乳児用液体ミルク」で、牛乳を主原料として乳児用に栄養成分を調整しています。
赤ちゃんにとって最良の栄養は母乳ですが、出先で授乳できる場所がなかったり体調がよくなかったりと、いつでも母親が母乳を与えられるとは限りませんよね。
そんなときに乳児の発育に必要な栄養素が含まれていて、母乳の代替品として使える食品を「母乳代替食品」といい、粉ミルクや液体ミルクなどがこれに該当します。
実は液体ミルクと粉ミルクとの大きな違いは液体か粉状かという点だけで栄養成分はほぼ同じものとなっています。
日本ではあまり馴染みがなく安全性などが不安視されがちな液体ミルクですが、欧米では広く一般的に普及している商品であり、成分的には粉ミルクと同等のものですので、グリコの「アイクレオ」など出処がたしかなものであれば安心して利用してよいでしょう。
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液体ミルクのメリット
①手間がかからずすぐ飲ませられる
液体ミルクの最も大きな利点は、粉ミルクのように熱湯を用意したり分量を測ったりといった手間が大幅に削減される点でしょう。
例えば、
- 粉ミルクを計量する
- 水を沸かしてお湯を準備する
- 作ったミルクを人肌まで冷ます
粉ミルクで必要なこれらの手間がなくなります。
グリコから発売されている「アイクレオ赤ちゃんミルク」の場合、
- 開封前によく振る
- ストローをさす
- 消毒した哺乳瓶に注ぐ
- 希釈などせずにそのまま赤ちゃんに飲ませる
たったこれだけの手順で授乳ができます。
特に「調乳が手間」と感じている親御さんは本当に多いそうですから、これは本当に便利ですね。
まだ独り身で赤ちゃんを育てたことのない私でも、液体ミルクが粉ミルクに比べていかに楽かがわかります。
②持ち運びが楽
液体ミルクはお湯を用意したり粉ミルクの分量を測ったりといった手間がなく、水筒や計量スプーンなどを持ち運ぶ必要がありません。
紙パックの液体ミルクに哺乳瓶、消毒用の薬液などがあれば事足ります。
③常温保存&長期保存が可能
多くの液体ミルクは常温保存ができます。
冷蔵保存する必要がないのでたくさん購入しても冷蔵庫の容量を圧迫しないのが嬉しいですよね。
また「アイクレオ赤ちゃんミルク」の場合、常温で賞味期限6ヶ月という長期保存が可能となっており、非常時用に買いだめしておくこともできます。
海外の製品なら賞味期限1年というものもあるそうですよ。
④非常時にも使える
災害などで電気や火、水などが利用できなくなったとしても、液体ミルクであれば問題ありません。
液体ミルクを哺乳瓶に移し替えるだけですからね。
また乳首つきの液体ミルクなども販売されており、これならば「開封して飲ませるだけ」で哺乳瓶さえも不要です。
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液体ミルクのデメリット
良いことづくしのように思える液体ミルクですが、逆にデメリットはあるのでしょうか。
①値段が高い
やはりネックとなるのは値段ですね。
グリコの液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」は125ml×12本入りで約2,600円ですから、100mlあたりでは
【2600(円) ÷ 1500(ml) × 100 ≒ 173円】
となります。
一方、グリコの粉ミルク「アイクレオバランスミルク」の大缶は800g入りで約2,600円です。
100mlのミルクを作るのに必要な粉ミルクは約13gですから、800gなら約6,100mlのミルクが作れます。
そうすると100mlあたりでは
【2600(円) ÷ 6100(ml) × 100 ≒ 43円】
となります。
実に4倍以上の値段差があるのですね…
あくまでもグリコの商品を比較した場合になりますが、液体ミルクは最近認可・発売されたばかりということもあって値段は高く、気軽には使えない食品です。
今後は各メーカーから類似商品が出てきて値段も安くなっていくと思われますが、現状ではどうしても必要なときや非常時用として利用するのが懸命かもしれません。
②変色や沈殿物が発生する可能性がある
海外の液体ミルクの場合ですが、賞味期限が1年あったとしても保管しているうちに徐々に茶色に変色してしまったり、液体が分離して成分が沈殿してしまうこともあるそうです。
内容物が変質しているわけではなく、品質の保証もされているそうなので衛生面では問題は無いようです。
ただ、そうはいっても見た目で変色していたり沈殿物が発生していたりすると気持ちのいいものではありませんし、ましてや乳幼児に与えるものですからできる限り安心できるものを利用したいですよね。
今後は国内のメーカーからもどんどん新たな液体ミルクが発売されてくると思いますが、見た目に敏感な日本人向けにこのあたりを改善していく必要もありそうです。
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液体ミルクの購入方法・通販情報
最後に現時点で日本で購入できる液体ミルクの購入方法をまとめておきます。
グリコ「アイクレオ赤ちゃんミルク」
本記事でも度々参考にしたグリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」です。
国内大手食品メーカーの江崎グリコが、日本での液体ミルク認可に先駆けて発売した食品で、発売された瞬間に売り切れました。
現在は在庫もあるようですので、グリコ公式サイトのほかAmazonでもすぐに入手できますよ。
赤ちゃんミルクの使い方を解説した動画もありますので参考までに。
Similac「乳首つき液体ミルク」
「Similac(シミラック)」はアメリカの多くの産科で使われている大手メーカーです。
こちらの商品は哺乳瓶も不要な乳首つきの液体ミルクで、キャップを開けて同梱の乳首をつけるだけという最もお手軽な液体ミルクになっています。
出産祝いにも喜ばれているようで、楽天の口コミも上々です。
海外製品に抵抗のない方はこちらもオススメですよ。
Babience「乳首つき液体ミルク」
Babience(ベビエンス)は韓国の大手メーカーです。
こちらも乳首つきなので、開封して乳首を付け替えるだけで授乳ができます。
ちょっと薄めの味?という口コミがあり、製品の安全性や製造工程はしっかりしているものの、赤ちゃんによってはあまり飲まない場合もあるようですので、試し買いをおすすめします。
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液体ミルクまとめ
以上、液体ミルクについてメリットやデメリット、購入方法などをまとめました。
まだまだ種類も少なく、どれもそれなりの値段がしますが、「手軽にミルクを与えられる」という選択肢が増えたのはとても喜ばしいことです。
災害大国の日本では今後も需要が高まっていくと思われますので、より便利で安い商品がでてきてくれると嬉しいですね。
それではここまでお読みいただきありがとうございました!
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