銭湯の定番飲料である「明治フルーツ」が2019年4月1日で販売終了となり、発売から60年の歴史に幕を閉じることとなりました。
「銭湯に行ったら絶対これ!」
という方も多かったのではないでしょうか。
私も幼い頃は銭湯上がりによくこの明治フルーツかコーヒー牛乳をグイッとやった覚えがあります。
5月からの新元号を前にしてまた一つ「昭和」を彩った商品が消えていくことになり、一抹の侘しさを感じずにはいられません。
今回は「明治フルーツ」の販売終了に際してその理由をまとめました。
また販売終了までに購入する方法はあるのかや、代替品はあるのかなども調べてまとめておきましたので、明治フルーツファンの方はぜひチェックしていってくださいね。
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明治フルーツとは?
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「明治フルーツ」は、リンゴ、バレンシアオレンジ、パイナップル、洋ナシ、バナナ、レモンの6種類の果汁とミルクがミックスされたフルーツ牛乳です。
約60年前となる1958年(昭和33年)に発売された瓶入りの飲料で、銭湯に置かれているのを見かけた方も多いと思います。
フルーツ牛乳と言ってもクドさはなく、さらっと飲める飲み心地の良さと、ほのかに香る果汁の風味で幅広い世代に人気のあった長寿商品でした。
180ml入りで100数十円という、「風呂上がりに一杯」やるにはちょうどいい量と値段でお手軽だったのもよかったですよね。
実はビタミンCが90mg含まれていて、保健機能食品(栄養機能食品)の基準を満たした栄養面でも優秀な飲料だったのはあまり知られていません。
<明治フルーツ 栄養成分/1本(180ml)>
エネルギー | 92kcal |
---|---|
たんぱく質 | 2.0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 21g |
食塩相当量 | 0.24g |
ビタミンC | 90mg |
明治フルーツが販売終了する理由は?
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明治フルーツは銭湯の定番飲料であり、長寿商品でもありました。
「フルーツ牛乳」として世間の認知度も高かったように思いますが、「認知度=売上」とはならなかったようです。
昨今の健康志向の高まりが向かい風となり、糖類を多く含む清涼飲料は徐々にですが消費者に避けられつつあります。
明治広報部によると中期的に売上不振が続いていたそうで、このたび販売終了という決断に至ったとのこと。
時代が変われば嗜好も変わる。
わかってはいることですが、どれだけ人気を博したものであってもいつかは廃れていくものであるということを痛感しますね。
明治フルーツはまだ購入できる?代替品はある?
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瓶入りの明治フルーツはそもそもが宅配か銭湯でしか購入できませんでした。
販売終了が決まって明治の宅配公式サイトでも注文ができなくなっているため、現時点では在庫を持っている銭湯に行くぐらいしか入手手段がなさそうです。
ただ、瓶入りの明治フルーツは無くなりますが、中身が同じで紙パック入りの商品は継続して販売されます。
通販で購入されたい方はAmazonや楽天などからどうぞ。
新たに「ペットボトル入りフルーツ」発売へ
瓶入り明治フルーツの終売に合わせて、3月18日よりペットボトル入りの「フルーツ」(220ml入り)が発売されます。
果汁の配分量が違うらしく、「さわやか」な風味から「まろやか」な風味に変わるとのこと。
文字だけだとどう変化するのかちょっとわかりにくいですね。笑
関東や中部、関西地域の自動販売機や宅配で販売する予定とのことで、今後はペットボトル入りのフルーツが銭湯の定番となりそうです。
味や風味も変わるみたいですから気になりますね。
まとめ
以上、瓶入り「明治フルーツ」の販売終了に関する情報をまとめました。
需要の変化といえばそれまでですが、こうして長く愛された商品が消えゆくのはやはり寂しいものですね。
ただ瓶入りがなくなるというだけで、フルーツ牛乳自体は紙パックやペットボトル入りでこの先も残っていくので、どうしても瓶がいい!という方以外は購入を焦る必要はなさそうです。
それではここまでお読みいただきありがとうございました!
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