10月9日、ビザ無しで渡航可能な国の数を国や地域で比較するパスポートランキングで、日本がシンガポールを抜いて世界1位になりました。
このランキングを調査・発表したのはイギリスのコンサルティング会社ヘンリー&パートナーズです。
これまで日本がビザ無しで渡航可能(または到着時のビザ取得で入国可能)な国や地域は189ヶ国でシンガポールと並んで首位タイだったのですが、このたびミャンマーが追加されて190ヶ国となり『世界最強のパスポート』の称号を手にしたことになります。
我が国ながらあっぱれですね!
さて、そうなると気になってくるのがこのパスポートランキング(ビザ無しで渡航可能な国の数)がどのような評価基準で定められているのかというところ。
また日本以外の国がどこにランクインしているのか、最下位はどの国なのかも気になりますよね。
ソースが海外企業だったのでちょっと難航しましたが調べてまとめてみました!
パスポートランキングの評価基準とは
ヘンリー&パートナーズによって調査・発表されたパスポートランキングは、ビザなし渡航が可能な国の数が多い順番にランク付けされています。
ビザとは、渡航先の各国大使館や領事館で発行される入国許可証のことです。
自国で発行するパスポートとは別物で、渡航先の国が外国人の入国を許可するために発行します。
パスポート上にスタンプを押されたり、ステッカーを貼り付ける形で発行されます。
2018年2月の調査では日本はシンガポールと並んで189ヶ国にビザなし渡航が可能だったのですが、10月に入ってミャンマーが日本人観光客のビザを免除したことにより190ヶ国となり単独1位となりました。
もうおわかりかと思いますが、ビザ無しで渡航可能な国や地域の数が多いということは、その国が多くの国や地域と密接な関係を築いているということを表しています。
「いかに多くの国や地域に信頼されているか」
これこそがパスポートランキングの評価基準となります。
日本がパスポートランキングで首位に立ったということは同時に、世界で最も多くの国や地域と信頼関係を築いた国であると評価されたということです。
これはとても喜ばしく、誇らしいことですよね!
パスポートランキングを詳しく見てみる
それではパスポートランキングをもっと詳しく見ていきましょう。
ランキングはヘンリー&パートナーズのHPから見ることができます。
こちらはパスポートランキングから上位5ヶ国を抜粋した画像です。
1位が日本で190、2位がシンガポールの189、3位にドイツ、フランス、韓国が並んでおり188の国や地域にビザなし渡航が可能となっています。
ちなみに最下位はイラク、アフガニスタンの30ヶ国です。
次いでシリアやソマリアが32ヶ国。パキスタンが33ヶ国でした。
常に内紛が耐えない国々ですしね…
他国との親密度などと言っている場合ではありません。
ちょっと気になるお隣さんの北朝鮮は、下から15番目の42ヶ国でした。
またヘンリー&パートナーズのこちらのページでは、各国のビザなし渡航が可能な国を地球儀上で確認することができます。
Japanを選択すると、いかに日本がビザなしで渡航可能な国や地域が多いかを実感できます。
番外編:日本のパスポートの新デザインが決定!
ところで日本のパスポートといえば、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を記念して新デザインが登場するのはご存知でしょうか。
パスポートの表紙はそのままですが、中のページに「富嶽三十六景」の各作品を採用し、全ページ異なるデザインになるということで、めちゃくちゃ魅力的なパスポートに仕上がりそうです!
新デザインのパスポートの申請は2019年度中を予定しているとのことで、欲しい人は常に新情報にアンテナを張っておきましょう。
去年申請したばかりの私は負け組か…笑
まとめ
以上、日本がパスポートランキングで世界1位となったニュースについてのまとめでした。
こうして全世界から日本が評価されるのはやはり嬉しいものですね。
世界1位といえば平たくいえば金メダルをもらったも同然ですし。笑
またすぐにひっくり返りそうなランキングではありますが、いかに日本が他国に対して良くしてきたかがわかる心温まるニュースでもありました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!