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即位礼正殿の儀はどのような行事でいつ行われる?読み方や即位の礼との関係も解説

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2019年4月30日に今上天皇がご退位され、5月1日に皇太子殿下が天皇に即位されます。

これにより約30年続いた「平成」の時代が終わり、新たな元号が発足します。

そして今上天皇のご退位や皇太子殿下の天皇即位に際して必ず行われる行事があり、その行事の一つに「即位礼正殿の儀」があります。
読み方は「そくいれいせいでんのぎ」です。

天皇の在位期間が短かった昔とは違い、「天皇の退位」や「皇太子殿下の即位」に立ち会えるのは多くても一生に数回程度ですから、私たちのような一般人には全くと言っていいほど馴染みのない行事ですよね。

しかし同時に、日本にとっては時代の節目となる大きな行事であることも事実ですから、「即位礼正殿の儀とはどういう行事なのか?」をざっくりとでも知っておきたいところです。

今回は、

  • 即位礼正殿の儀とはどういう行事なのか
  • 今上天皇の退位儀式や皇太子殿下の即位儀式の流れ
  • 即位礼正殿の儀が行われる日は祝日になるのか

などをできるだけわかりやすく解説していきます。




もくじ

即位礼正殿の儀とは?

引用:YouTube

「即位の礼」の中心となる儀式

即位礼正殿の儀」(そくいれいせいでんのぎ)とは、即位した天皇が日本国の内外に即位を宣明する儀式のことで、天皇が位につかれたことを公に告げられる「即位の礼」(そくいのれい)の中心となる儀式です。

即位の礼とは?

即位の礼は、以下の5つの儀式から成る儀式です。

剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)

天皇が皇位を継承された証として剣璽・御璽・国璽を承継される儀式のことです。

即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)

天皇がご即位後、初めて公式に三権の長をはじめ国民を代表する人々に会われる儀式のことです。

即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)

天皇がご即位を公に宣明されるとともに、そのご即位を内外の代表がことほぐ(お祝いを述べる)儀式のことです。

祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)

天皇が即位礼正殿の儀の終了後、広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられる儀式のことです。

饗宴の儀(きょうえんのぎ)

ご即位、立太子、ご結婚などを披露され、祝福を受けられる祝宴のことです。

 

これら5つの儀式から成る即位の礼の、中心儀式が「即位礼正殿の儀」となります。

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2019年の即位礼正殿の儀や即位の礼はいつ行われる?

即位の礼を構成する5つの儀式(剣璽等承継の儀・即位後朝見の儀・即位礼正殿の儀・祝賀御列の儀・饗宴の儀)は、実はすべてが一日で行われるわけではありません。

2019年の退位・即位儀式の流れは以下のとおりです。

退位・即位儀式の流れ

2019年4月30日(火) 退位の礼(天皇陛下の退位の儀式)

2019年5月1日(水) 剣璽等承継の儀、即位後朝見の儀

2019年10月22日(火) 即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀

2019年10月22日(火)、25日(金)、29日(火)、31日(木)
饗宴の儀(4日間計4回、着席2回・立席2回)

即位の礼の中心儀式と成る「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日には、日本と国交のある195ヶ国から元首や祝賀使節の夫妻、駐日大使らが招待されています。

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「即位礼正殿の儀」が行われる日は祝日になる?

2018年11月の閣議決定により、皇太子殿下が新天皇に即位される2019年5月1日(水)と、新天皇即位を公に示す「即位礼正殿の儀」が行われる2019年10月22日(火)が、今年に限り祝日となりました。

また5月1日が祝日となったことで、祝日法の適用により2019年のGWは10連休となりました。
なぜ10連休になるのかはこちらで詳しく解説していますので、気になった方はぜひご覧ください。

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まとめ

以上、「即位の礼」や「即位礼正殿の儀」についてまとめました。

即位の礼のほとんどの儀式は一般人には関係のない(参加できない)行事ですが、祝賀御列の儀が執り行われる10月22日は祝賀パレードがあり、こちらは事前にコースも発表されるため参加することができますよ。

一生に何度もない行事ですからぜひ参加してみてくださいね。

それではここまでお読みいただきありがとうございました!

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